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「 そして父になる 」の感想など [映画]


【 当記事ページの目次 】

 1. 全編を通して視聴した感想

 2. 父親かて取り替えのきかん仕事やろ

 3. 2人ともこっちに譲ってくれませんか?

 4. あの一言だけは、わたし一生忘れない!


全編を通して視聴した感想

 「 そして父になる 」という映画( 2013年:GAGA )を前編を通して視聴した。

カンヌ国際映画祭の審査員賞受賞作品を受賞した、この作品は是枝裕和監督【 56 】。

是枝監督は、これまでにも「 海街diary 」や「 万引き家族 」など、家族制度を題材に扱った映画作品が目立つ。

そして、福山雅治氏【 49 】主演の「 そして父になる 」は、新生児取り違えから来る2つの家族の心の葛藤を描く名作で、なかなか見ごたえが有った。

特に福山雅治氏演ずる主人公の野々宮良多が、こども取り違えによる両家族との葛藤の中で、本当の父親になる成長の過程を描いた作品である。

最終的には、元の鞘に収まるというラストシーンで終わるという物語だが、いわゆる「 ハチ公物語 」的なヒューマン・ドラマ的な映画で、なかなか楽しませて貰った。

全体的な構成としては新生児取り違えというスタンスのなかで新たな、斎木家族との接点の中で良多が成長していくというストーリーだ。

そして父になる、の映画では全体の物語よりも、登場人物のセリフが印象に残った。

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父親かて取り替えのきかん仕事やろ

 「 仕事が忙しくて、慶多( 斎木雄大の実の息子 )と遊んでやれなくて 」といった野々宮良多に対して、斎木雄大が語ったセリフが「 父親かて取り替えのきかん仕事やろ 」だった。

たしかにそうなのだが、ここにも典型的なエリートサラリーマン像の描写がある。

雄大のセリフに「 ハッ! 」とさせられたお父さん達も多いのでは無かろうか?

2人ともこっちに譲ってくれませんか?

 良多が、慶多の実の親である斎木夫妻に向かって言うセリフが「 じゃあ、こども2人ともこっちに譲ってくれませんか? 」であった。

対象が車などの品物であれば、いざ知らず、さすがにこの提案には斎木夫妻はキレた!

斎木雄大は「 負けたことの無いヤツってのは本当に人の気持ちが分かんないんだな 」と一言。

まぁ、実際にはこんな失言を吐く親は居ないと思うが、この奇想天外な展開が是枝映画の醍醐味なのだろう。

また同じ場面ではないが、斎木ゆかりには「 似てるとか似てないとか...そんな事にこだわってるのは子供と繋がってる実感の無い男だけよ! 」と一喝されるシーンもある。

なお、映画ではない実際の「 新生児取り違え 」事件の場合、育ての親がそのまま引き続き養育を続ける場合が多いとのこと。

映画の中では、慶多と斎木夫妻の元で育てられた斎木琉晴が、それぞれの親元で生活する上で精神的な葛藤を覚える場面の描写も克明に描かれている。

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あの一言だけは、わたし一生忘れない!

 そして、極めつけは野々宮良多の妻、みどりのセリフだ。

「 あなたはこう言ったのよ『 やっぱり、そういう事かって 』」

「 やっぱりって...やっぱりって、どういう意味?あなたは慶多が、あなたほど優秀じゃなかったことが 最初から信じられなかったんでしょう? 」

あの一言だけは、わたし一生忘れない!

ここに、慶多の実親では無いものの、みどりの慶多に対する情愛が感じられる場面だ。

是枝監督の描く作品は家族愛のヒューマニズム作品が多いとは、冒頭でも申しあげたが、ただの「 お涙頂戴 」映画に終止していない点が視聴者を飽きさせない。

人間の持つ、深い業の描写に切り込んだ映画制作の姿勢が数々の作品賞を総なめにしてきた所以なのだろう。

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